2011年5月30日
『山形県 学習の心構えを上杉鷹山に学ぶ』
「なせばなる なさねばならぬ何事も ならぬは人の なさぬなりけり」
米沢藩主「上杉鷹山」の有名な言葉です。
上杉鷹山は、困窮した藩の財政を見事に立て直した人物ですが、
「為せばなる」の使命感に燃えた姿は、山本五十六をはじめとする国内外の著名人にもよく知られています。
そもそも上杉家は、関東管領という要職を歴任する名家でしたが、
戦国時代に入り次第に領地を減らし、越後(現在の新潟県)の長尾影虎を頼りました。
当時、甲斐(現在の山梨県)の武田家と覇権を争っていた影虎は、
やがて上杉家を継ぐこととなり、関東管領として関東の平定に使命感を燃やすこととなります。
結局、上杉家は関東を平定することは出来なかったものの、
豊臣秀吉の政権下では五大老の1人となり、大大名となります。
その後、会津に移封となりさらに領地を広げるものの、関ヶ原の合戦では豊臣家側の西軍についたことから、
徳川家康の政権となった際、米沢に移封の上、領地も減らされてしまいます。
相次ぐ移封や減封により規模を縮小される中でも家臣を減らすことがなかったため、
財政的にも厳しい時代を過ごすこととなります。
そこに登場したのが上杉鷹山です。
「なせばなる なさねばならぬ何事も ならぬは人の なさぬなりけり」とは、
「やればできる、やらなきゃ何も始まらない。何もできないのは自分がやらないからだ」という意味です。
決して諦めることなく、自分が先頭に立ち、困難に立ち向かうこの言葉は、現在でも色あせることなく、見習うべき姿です。
部活動やテストに向けての学習、受検勉強など目標に向かって進む際、スランプややる気の低下など、
壁にぶつかることもあると思います。そんな時、この上杉鷹山の言葉を思い出してください。
勝負の夏を迎える前に、学習の方法や苦手分野、学習目標など今一度しっかりと現状を見直しましょう。
「なせばなる」。
この言葉を合言葉に、わたしたちトライのプランナーもサポートしていきます。