教育プランナーブログ

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5月28日に山形県最上市瀬見温泉で「弁慶まつり」が開催されました。

弁慶や義経に扮した馬行列や「弁慶どら焼き」の販売などがあり、観光客で賑わいました。

義経の奥方である北の方がお産をしたと伝わる「奥の院」、

弁慶が岩を割って見つけた温泉と言われている「薬研湯(やげんのゆ)」、

義経が子に亀若丸と名付ける際に、弁慶が硯として使ったと言われる「弁慶の硯石」など、

この瀬見温泉には、義経や弁慶ゆかりの伝説が数多く残っています

 

ところで、なぜ最上市の瀬見温泉で「弁慶」なのでしょうか。

室町時代の書物「義経記」によると、源頼朝の追っ手から逃れ岩手県平泉に向かう途中、

文治3年に最上地域を通ったとされています

 

この義経の逃避行ルートとされる地には温泉地が多く、

亀若丸にちなんだ伝説も多く残されているのが特徴でもあります。

悲劇のヒーローであり、また東北にゆかりのある人物でもあることから、様々な伝説が残されたのでしょう。

そこから生まれた言葉が、「判官贔屓(ほうがんびいき)」です。

 

※判官とは官職のことで、義経は、九郎判官義経と呼ばれていました。

悲劇のヒーローである義経を贔屓することから転じて、

弱者や薄幸の者に同情し味方したり、応援したりすることを指すようになりました。

 

「伝説なのだからウソでしょ」「勉強と関係ないから興味ない」など、

敬遠する方もいらっしゃいますが、伝説が生まれる背景には必ず歴史的事実が隠れています

伝説は比較的興味を持ちやすいですから、そこから裏にひそむ歴史を学ぶと面白いかもしれません。

 

歴史を背景とした伝説や言い伝えが元になった熟語は、

今回ご紹介した「判官贔屓(ほうがんびいき)」以外にもたくさんあります。

言葉をただ覚えるよりも、その云われを知ることで理解度は高くなります。

学校の授業などで出てきた熟語の由来を、積極的に調べてみましょう

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