2012年9月14日
『山形県 高校入試 理科シリーズ第3回 ~化学~』
【昨年度入試 出題傾向】
第5問で水の電気分解に関する問題が出題されました。
吸水性ポリマー(吸水性高分子)を用いる実験を基に出題される問題で
学校の授業で扱うタイプの実験ではありませんでしたが、
実験手順も記載されており、全体的には標準レベルの問題でした。
また、問6の選択問題において、以下のような時事問題が出題されました。
第5問 問6 選択問題
次のA~Cの新素材の中から一つを選び、その新素材が利用されている製品の例を
一つ書きなさい。なお、選んだ新素材の記号を解答欄に書くこと。
A 吸水性ポリマー B ファインセラミックス C 新型発光ダイオード
【出題予想】
酸化と還元、気体の発生と集め方、酸とアルカリなどからの出題が考えられます。
いずれの分野も入試における頻出単元と言えますので、しっかり対策しておきましょう。
基本的には1単元からの出題になると考えられますが、
その単元や知識から派生する内容についても出題されるため、
幅広く対策しておくのが良いと思われます。
【秋の攻略ポイント】
まずはワークブックや市販の問題集などで、基礎知識の復習を終わらせましょう。
化学分野の問題パターンはある程度限られていますので
問題演習を進めるうちに、『またこのタイプの問題だな』と理解が進むようになります。
ただ、出題形式は実験を基にした形式になると思いますので、
1問1答形式の問題演習だけではなく、大問形式の問題演習をするようにしましょう。
また、学校の授業で行う実験には積極的に参加するようにしてください。
実際の経験は、数時間の問題演習よりも身になることが多いと思います。