2012年8月4日
『山形県 高校入試 数学シリーズ第2回 ~関数~』
【昨年度入試 出題傾向】
第1問の問5で、4つの選択肢から1つ選び、反比例の式を答える問題が、
そして第2問の問2で、1次関数と2次関数の融合問題が出題されました。
また、第3問では四角形の辺を移動する動点の問題も出題されました。
いずれの設問も難問・奇問というわけではなく、普段良く目にするタイプの問題でした。
ただ基本~標準レベルの問題だけかというと決してそうではなく、
第2問の問2(3)や、第3問の問3・問4などは、やや難易度の高い問題であり、
受験生間における得点差が大きく出た部分だと思われます。
【問題別正答率】
第2問 問2(3) ・・・ 24.6%
第3問 問3 ・・・ 34.1%
問4 ・・・ 38.3%
【出題予想】
毎年、関数分野からの出題や配点割合は多くなっています。
今後も、基本~応用レベルの問題までバランスよく出題されるでしょう。
グラフから式を求める問題、座標を求める問題、
そしてグラフで囲まれた部分の面積を求める問題などが頻出です。
【夏の攻略ポイント】
受験生は、1~2年生で学習した関数分野の総復習を行いましょう。
1年生で学習した『比例・反比例』、2年生で学習した『1次関数』は
3年生で学習する『2次関数』の基礎となるだけではなく、
融合問題においてほぼ毎年出題される重要単元と言えるからです。
関数に苦手意識を持っている方は、思い切って小学校の内容に戻っても良いと思います。
数学は積み重ねの教科だと言われることが多いですが、
特にこの関数分野は、数学の単元の中でも積み重ねの要素が強いと言えます。
夏休みの間に、しっかりと克服するようにしましょう。