2011年2月23日
【宮城県 国公立大 医学部受験】 現役合格を勝ち取るために④
『どうやったらセンターで9割を切るのか、わからない』
この衝撃的な言葉は私がまだ大学生の時に、同じサークルに在籍していた先輩(医学部生)が言った言葉です。
その先輩は今まで受けたマーク模試と本番のセンター試験において
すべて9割以上の得点しか取ったことがないとのことでした。
しかし、国公立大の医学部生がすべてこの先輩のような受験生というわけではありません。
実際、3年前に私が担当し、国公立大医学部に現役合格した生徒の高2、1月時点の模試判定はすべてE判定でした。
その生徒は家庭教師を申し込む前、大手予備校の現役コースに通ったり、ハイレベルの通信添削を利用したりしていました。
しかし、『人と同じことをやっていたら逆転合格なんてできない』という思いを強くして
予備校と通信添削を辞めて、1対1指導のトライに申し込むことに決めたようです。
その生徒が最初に定めた目標は『模試でE判定を脱すること』です。これは私からの提案でした。
現役生の成績の伸び方には目覚ましいものがあり、受験当日ぎりぎりまで偏差値は上がります。
高い目標をクリアするためには、自分の能力よりも少し上の目標をクリアすることを繰り返すことが有効です。
たとえ小さな目標でも、それをクリアし続けることで達成感が湧き、自信がつくからです。
結局その生徒がE判定を脱したのはかなりギリギリの時期で、高3、11月の模試のことでした。
センターまで約1ヶ月半、2次試験まで約3ヶ月の時期です。結果はC判定。D判定を飛び越しての好成績でした。
生徒本人は喜びながらも達成時期の遅さにかなり焦っていたようですが、私は『現役合格』への手応えを感じていました。
医学部受験においてマーク模試+記述模試のドッキング判定でE判定を脱したことは、それだけの価値があることだからです。
生徒一人ひとりに、好きな科目や嫌いな科目、得意分野や苦手分野の違いがあります。
性格や勉強のスタイル、生活リズムも様々です。
受験生の数だけ、『効果的な学習法』と『合格への正しい道筋』が存在します。
そのことに気付き、緻密な戦略を立て最後まで諦めずに努力を続ける者に栄光が与えられるのです。
皆さんの置かれた立場や成績は様々だと思いますが、『頑張ろう!やってみよう!』と思った瞬間に始めれば
きっと大丈夫です。ご相談等があれば、是非ご連絡ください。