2011年10月4日
【宮城県 高校受験】 国語③古典(古文・漢文)分野 傾向と対策
◇古典(古文・漢文)
1. 出題傾向
毎年、第四問において出題されている。
設問数は3問で、そのうち1問が15~20字程度の記述問題である。
記述問題は文章の要旨や、傍線部の内容についての読解が中心で
その他に、10字程度の抜き出し問題が出題されることもある。
文章自体はそれほど難しいものではなく、文章量も多くない。
しかし、基礎的な古文単語を知らなかったり、古文に慣れていなかったりすると
やや難しく感じられるかもしれない。
漢文は、平成22年度入試の第三問において、返り点や書き下し文について出題されたが
単独で大問構成されることはほとんどない。
2. 来年度の予想
例年通り、第四問は古文読解になると思われる。
また、設問数や出題形式もほぼ同様になるだろう。
漢文からの出題はおそらくないと思われる。
3. 対策
古文に苦手意識を持っている受験生は多いと思う。
しかし、高校受験レベルの古文対策では、細かい単語暗記はあまり必要ない。
文章全体の大まかな意味をつかむことが重要なのである。
教科書に出てくるような題材(竹取物語や徒然草の序段)はあまり出題されないため
市販のテキストなどを用意して、問題演習を進めてほしい。
内容を読み取るのが難しいのであれば、先に現代語訳を読んでから問題を解いても良い。
そうすることで古文そのものに慣れることが重要なのである。