2020年3月17日
徳島県 公立高校入試総評【理科編】
こんにちは!
家庭教師のトライ徳島校の山本です。
本日のテーマは【令和2年 公立高校入試総評 理科編】です!
やっと今年の入試がおわりました。
入試が終わった後に見直しまでする生徒は少ないかもしれませんが、非受験生は参考にしてください。
◇理科
総評:意外と簡単?典型的な化学・物理問題が多く、さほど難しさは感じられず
基礎学1~3回が難しかった分少し拍子抜けしました。
そしてやっぱり基礎学1~3回で出題されなかった「地震」の問題が出題されました。
〇地震
意外だったのは「初期微動継続時間」を求める問題が出題されなかったことです。
ちなみに
(a)地震の波の名前 は答えられるでしょうか。
P波・・・プライマリー(初期微動を起こす早い波)
S波・・・セカンダリー(二番目にくる波)
です。
〇生物(食物連鎖)
食物連鎖の問題の出題は、きわめて稀です。
難易度自体は高くない内容ですが
「食物連鎖!しっかり対策したから大丈夫!」
という子はほとんどいなかったのではないでしょうか。
問題の解説をします。
①肉食動物が増加する→草食動物が減る(エ)
②草食動物が減る →草食動物の餌である植物が増える(イ)※同時に肉食動物が減る
③植物が増える→餌がたくさんあるので草食動物が増える(ア)
④一定まで草食動物が増える→植物と草食動物のバランスが戻る(ウ)
食物連鎖は、何かが原因でバランスが一度崩れても、必ずこの三角形のバランスに戻ります。
私たち人間はこの食物連鎖を歴史上あり得ないスピードで破壊しています。
人口は増え、自分たちの餌となるものを家畜として育てることで、非常に不安定な状態で保っています。
その背後では、毎日100以上の種が絶滅しているのです。
少しわき道にそれた話になりましたが、勉強は興味から!気になれば自分で調べてみてください。