
2011年11月
2011年11月3日
和歌山県 中学受験 近大付属中学の傾向と対策
【近畿大学付属中学校の傾向と対策】
入試情報はコースにより異なります。
[1]医薬コース:国語120点/60分、算数120点/60分、理科80点/40分
[2]英数コース:国語120点/60分、算数120点/60分、理科80点/40分、社会80点/40分
ただし、[2]では、理科と社会の点数を算出後、得点の高い方を算数と国語に加算して320点満点で計算します。
例えば、理科55点、社会20点だとすると、理科の55点が算数・国語の点数に加算されます。
四教科受験ですが、最初から三教科受験のつもりで臨んでもよいと思います。
≪算数≫
年度 | 問1 | 問2 | 問3 | 問4 | 問5 | 問6 | 問7 | ||||||
17 | 計算の工夫 | 未知数を求める問題 | 未知数を求める問題 | 折り返し図形の角度 | つるかめ算 | 円グラフ | 植木算 | やくそく・記号 | 旅人算 | 立体 | 倍数 | 規則性 | |
18 | 計算の工夫 | 計算の | 指数と分数の四則混合 | 速さ | 相当算 | 分数の和 | つるかめ算 | 売買算 | 時間と道のり | 平面図形 | 立体図形 | ||
19 | 指数の四則混合 | 計算の工夫 | 少数の四則混合 | 分数の四則混合 | 角 | 濃度 | 相当算 | つるかめ算 | 通過算 | 単位あたりの量 | ニュートン算 | 面積 | |
20 | 指数の四則混合 | 計算の工夫 | 少数と分数の四則混合 | 分数の四則混合 | 割合 | 約数 | 植木算・差集め算 | 倍数算 | 差集算 | 消去算 | 推理問題 | 旅人算 | |
問1 | 問2 | ||||||||||||
22 | 整数の計算 | 分数の計算 | 小数の計算 | カッコを含む整数の計算 | カッコを含む分数の計算 | ||||||||
問3 | 問4 | 問5 | 問6 | 問7 | 問8 | 問9 | |||||||
速さと時間 | 半円 | 立体図形 | 給水 | 離散的思考問題個数の処理 | 平面図形と面積 | 速度 | 平面図形の重なり | 離散的問題・円周上の移動 | 平面図形・角度 | 給水とグラフ | 平面図形・角度 | ||
問1 | 問2 | ||||||||||||
23 | 整数と分数の計算 | 小数の計算 | 小数の計算 | カッコを含む整数の計算 | カッコを含む分数の計算 | カッコを含む少数の単位換算 | |||||||
問3 | 問4 | 問5 | 問6 | 問7 | 問8 | 問9 | |||||||
割合 | 食塩水 | 仕事算 | 立体の体積 | 離散数学的思考問題グラフ上の回転 | 平面図形と面積 | 割合 | 売買算 | 道のり速さ | 平面図形 | 給水 | 立体図形の体積 |
◎出題形式
試験時間70分。プリント2枚。問題文中の空欄に解答を記載する形式。中には、途中式を書かせる問題もあります。
◎注意事項
2008年度から、智辯和歌山は従来の1回募集から前期・後期の2回募集へと入試制度を改変し、併せて募集人員を前期100名・後期35名としました。これに伴い、算数2回・国語2回・理科1回であった入試科目が各1回ずつになり、配点も変更されました。また、智辯小学校卒業生の中1進学(内部進学者の発生)による一般募集定員も減少しました。
◎問題数
表を見ていただければ一目瞭然ですが、問題数は増えています。今まで文章題であった3を小問集合にしたがために、全部の問題数は増えました。難易度は易化傾向にあります。試験時間内に合格点を取るためには、1分考えて、解けない・解答方法が思い浮かばない問題は捨て、最終の9問まで解答しましょう。70分÷9問≒8分弱です。ページをめくる、計算用紙に計算する、消しゴムを使うなどの時間がかかることを考えると、1問7分がリミットです。
◎新傾向問題
離散的問題が増えました。「離散」とはすなわち、整数問題のようなものです。個数の処理にとどまらず、時間の計算、人数の計算等の問題が出題されます。離散的問題は問題のパターンが少ないので、勉強方法としては新たなテキストや本を入手するよりも、同一問題の反復演習で対応できると思います。
≪理科≫
年度 | 問1 | 問2 | 問3 | 問4 | 問5 |
21 | 植物の生育 花の色・花の作り |
ロウソクの燃え方 ものの温まり方 ものの燃え方 |
天気・雲の様子 天気図 |
食塩水 | 電気抵抗 |
7問 | 6問 | 9問 | 5問 | 8問 | |
22 | A:温度と体積 B:温度と体積と電気抵抗 |
川の水流域と 地層 |
ものの温まり方 | ジャガイモの 生育 |
振り子 |
A:3問 B:2問 |
8問 | 4問 | 9問 | 6問 |
◎出題形式
試験時間50分の配点100点。
◎物理分野
難しくはないですが、計算を伴う問題が出題されます。試験開始の合図の直後に理科の問題全体を見渡し、時間配分をしましょう。
◎化学分野
水溶液系の問題が多いです。知識自体は基礎的なものですが、計算を伴うのでじっくりと考えるようにしましょう。
◎生物分野
観察と観察結果が中心です。理科には珍しく生物の実験問題が必ず出ます。知識の蓄積だけでなく、発展した考え方を文章に記載できるようにしておいてください。
◎地学分野
天気も地層も知識の蓄積です。必ず写真か図の問題が出題されており、天気図以外には雲の写真と名前、化石の名前を覚えておきましょう。
◎全体的に
理科全分野のうち、問題を作り易い物理分野からの出題が多いです。各分野で、絵と名前、写真と名前を一致させる問題があるので、しっかり覚えておきましょう。
※国語に関しては、過去問を入手次第、お伝えします。