2012年8月21日
和歌山県 高校入試 国語シリーズ(第2回)~長文読解~
前回は作文についてお話しましたが、
今回は国語の問題を解く上で避けることができない「長文読解」のポイントを説明していきます。
和歌山県の公立入試問題の国語は、文章量は非常に多いため、
速くかつ正確に読み解く能力が必要とされます。
また、記述問題も多く出題され文字数も多いです。
難易度の高い和歌山県の国語においては、
読み解く力と、自分で文章を組み立てる力の両方がバランスよく必要とされています。
では、ハイジが代わりに「トライさん」に聞いてみることにします。
「教えて!トライさ~ん」
トライさん「はい」
ハイジ「長文読解ってどうすればいいの?」
トライさん「それはね・・・」
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読解のポイントは
①接続詞
②心理描写
です。
①接続詞
文章を読み解く大きな鍵です。特に段落の始まりにある接続詞には要注意です。
例えば、
「だから」「それゆえ」などの後は、前の文章の説明であり、同じ意味の内容です。
理由と結論の関係です。
「だが」「しかし」などの後は、前の文章とは違う意見を伴います。逆接ですね。
「つまり」「したがって」などの後は、前の文章のまとめ、もしくは同じ意見を
違う形で言い換えています。
このように、接続詞の前後に注意すると筆者の意見はどれなのか、
何を1番伝えたいのかを読み解きやすくなります。
②心理描写
小説などの抜粋の文章では登場人物の心情を読み取ることがポイントとなります。
例えば、
「まるで鬼のような形相で」
ものすごく怒ってることが分かります。
「どしゃぶりの雨が降っていた。/いつのまにか雨があがり美しい虹が出ていた。」
ただの天気の描写にも読めますが、暗い気持ちからスッキリした気持ちに変わっていく
心理描写とも読めます。
つまり、会話文・情景描写・比喩などから登場人物の心理描写に気づくことが大切です。
慣れるには、たくさん問題に触れるしかありません。
この夏は、できる限り多くの問題をこなしましょう!
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トライさん「わかりましたか、ハイジさん?」
ハイジ「わかった!!」