教育プランナーブログ

各都道府県の経験豊富な教育プランナーが最新の教育情報や
お子さまの目標達成をサポートする情報を発信いたします。



皆さんこんにちは。
 
今回は鳴門市にある歴史も学べる観光地

「鳴門市 ドイツ館」についてご紹介いたします。
 
第一次世界大戦のおり捕虜となったドイツ兵1000人余りが

現在の鳴門市大麻町にあった板東捕虜収容所で3年間過ごすことになりました。
 
“捕虜収容所”というと劣悪な環境の中で重労働をさせられる・・・

というイメージがありますが、この収容所では松江富豊寿所長をはじめとする

管理スタッフが捕虜たちの人権を尊重し、自主的な運営を認めたことにより

自由で快適な収容所生活ができたと伝えられています。
 
例えば所内には80軒あまりの商店街・レストラン・印刷所・図書館・音楽堂

公園などの施設や、健康保険組合・郵便局等の扶助活動も行われていました。
 
とりわけスポーツ・演劇・音楽といった文化的活動が盛んで、

鳴門市においてベートーベンの「交響曲第九番」が日本国内で初めて演奏されました。
 
さらに所外においては捕虜制作展覧会の開催、牧畜・製パン・洋菓子・西洋野菜栽培

といったイベントや技術指導を通じて、彼らは地域社会に受け入れられ、地元の人々との交流

あったとされています。
 
こうした捕虜たちの自由な活動・地域社会との交流を認めた背景には、所長が会津藩の出身であり、

戊辰戦争での自身の体験が影響しているとの見解もあります。
 
ドイツ館ではドイツ人捕虜達が作成した図書・写真・日用品の展示に加え、

彼らの活動や地元民との交流の様子を史実にもとづき忠実に再現し、

映像・模型・ジオラマ・ロボットなどを使用して楽しく見学できるようになっています。
 
 
皆さん夏休みの自由研究やレポートが課題になっているかと思います。
これを1つの機会として地域の歴史について調べてみませんか?
 
今回はドイツ館を取り上げてご紹介しましたが、徳島県には

藍、阿波和紙、和三盆といった有名な特産物があります。

さらに祖谷のかずら橋、阿波十郎兵衛屋敷(阿波人形浄瑠璃)、うだつの町並み

といった阿波の歴史に密接にかかわる観光名所もあります。
 
こうした特産物や観光名所から阿波の歴史をひも解いてみるのもいいかもしれません。
 
授業がストップして時間が自由に使える今こそ身近な事柄にスポットをあて、

疑問点を解決するためにフィールドワークに出て自分の目で見る、

図書館・資料館を利用して文献史料を読んでみる、博物館で資料を見てみる。

そしてその成果をレポートにして形にしてみる。
 
大変そうだと思うかもしれませんが、これまで知らなかった地元の歴史を知る

いいきっかけになると思いますので、ぜひチャレンジしてみてください!

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