2022年11月4日
昨年度(令和4年度)徳島県公立高校入試の振り返り
今年5月に公表された、「令和4年度徳島県公立高等学校入学学力検査」に関する振り返りです。
■特色選抜
検査Ⅰ(国語、社会、英語)、検査Ⅱ(数学、理科、英語)の2部構成で、5教科について実施されました。配点は、各教科40点満点で、学力検査の総点は、200点満点です。5教科総合の平均点は、100点満点に換算して、51.5点であり、昨年度より4.3低くなっています。
■一般選抜
国語、数学、社会、理科、英語の5教科について実施されました。配点は、各教科100点満点で、学力検査の総点は、500満点です。5教科総合の平均点は、100点満点に換算して、54.0点であり、昨年度より1.1点低く、過去5か年の平均点より1.0低くなっています。
思考力や判断力を問う問題が増えていることが平均点が下がった理由として考えられます。
■通学区域制
通学区域制については,令和3年度入学者選抜からの変更はありませんでした。
(令和3年度選抜時に、各学区の流入率を変更。城ノ内中等教育学校開校に伴う城ノ内高校の入学募集を廃止)
通学区域制を見直したことにより、通学学区外から第3学区の普通科(城南・城北・徳島北・徳島市立)に合格する人数は意図に反して増えていますが、普通科の通学区域の見直しをした現制度で、少なくとも3年間は入学者選抜を実施することになるようです。
尚、第3学区普通科全体における学区内外別合格者下位5人の平均点の差は、令和2年度より11.6点縮小(令和2年度 92.6点 → 令和4年度81.0点)しています。