2019年8月9日
教育改革 大学入試共通テスト 入試傾向と対策
こんにちは!
家庭教師のトライ徳島校の山本です。
本日は、「新入試!大学入試共通テスト」の入試傾向と対策です!!!
以前も似たようなお話をしましたが、今回はより詳しく範囲を絞ってお話します!!
まず結論からお話してしまえば
○ 科目を問わず、試験問題に登場する文章の割合が増加します
○ センター試験以上に、解くスピードの重要性が高まると予想されます
○ 文章問題を解く力は、学習全体に影響します
要は文章問題が増えて、しかも長文化しますよ!ということです。
それでは下記から数学・英語の傾向と対策をお話します。
〇傾向〇
日常の生活に潜む数学を題材にするため、数学らしからぬ言い回し、対話文、設定説明の長い文章が出題されます。 主旨を理解するため、条件を見逃さないため、正確でスピーディーに読み進める必要があります。数学にも、国語の読解力が求められる場面が出てくるでしょう。
■英語:姿を消す発音アクセント、文法
共通テストのリーディングでは長文のみが出題されます。センター試験では、発音アクセント、文法、並べ替え、フレーズと、単発的な問題が続いていましたが、共通テストでは徹頭徹尾、文章問題で構成される可能性が高いです。日常で使われる英語に重きを置く教育改革の方針を受け英文法よりも、実際の英文を読む力を重要視した結果であると考えられます。
〇対策〇
■各教科共通:まずは「読み方のコツ」を習得する
漫然と文章を読むのは得策ではありません。学習を進める前に、教師から「読み方のコツ」を教えてもらいましょう。重要な一文をどのように探すのか、それを忘れずに読み進めるにはどうしたらよいか、どうしたら論理のつながりに気づけるのか、これらの「読むコツ」は独学では習得するのが困難です。 マンツーマン指導の中で、コツを踏まえて演習問題に取り組み、成果を教師に評価してもらいましょう。 このサイクルを重ねることで、少しずつ精読・速読ができるようになります。
■数学:読みながら数字をマークする
文章題の問題文の中には、数字や条件が散りばめられています。それらを集め、繋ぎ合わせ、思考し、計算することで答えが導かれます。 必要な情報を集める練習として、演習問題を解く際に、数字・単位・条件にマークを付けながら文章を読むようにしましょう。マークを付けることで着眼点が整理され、考えやすくなります。また、問題を解く過程で必ず文章を読み返すことになるので、マークをつけておけばイチから読み返す手間を省けます。
問題を解けたかどうかに関わらず、必要な情報を無駄なく漏れなくマークできていたかを教師に確認してもらい、アドバイスをもらいましょう。
■英語:段落ごとに内容を要約する
読んだ内容を忘れたのでもう一度読み返すのはタイムロスが大きいです。段落ごとに内容を自分の言葉で要約し記録しましょう。内容を忘れずに読み進むことができ、段落と段落の論理的つながりを考えやすくなります。
長文を読むときには要約する習慣をつけ、成果物を教師に添削してもらうと、客観的な評価に基づき、表現力を伸ばすこともできます。
これを繰り返すことで、読んだ内容を整理し、本文の主旨を素早く把握できるように洗練されていきます。
文献から情報を素早く正確に取得する能力は、科目を問わず、参考書を用いて自習する際の習得効率にもつながります。今後の学習全体に影響を及ぼしますので優先的に習得しましょう。