2011年4月15日
和歌山 前へ一歩踏み出す勇気
昨年、トライに入会された生徒さん。
彼女は高校に行けなくなった。世間はそれを不登校と呼ぶ。
理由はともかく、高校を中退することになった。家から一歩も出られなくなった。
最終学歴が中卒だとなかなか就職先もない。
進学するには高校卒業か、高卒認定試験に合格する必要がある。
学校に行けなくなり、家からも出れなくなった彼女。勉強しないといけないのは重々分かっている。
彼女にとって非常に苦しい日々が続いた。
しかし、彼女は一歩踏み出すことを決意した。
高卒認定試験を受けるために、家庭教師の指導を受けようと決意した。
教師が家に来てくれるのならばと、家で指導を受けることを選んだ。
会ったこともない先生から指導を受けるのは彼女にとってストレスがあったかもしれない。
しかし、彼女は頑張った。
家庭教師が週2回で指導に入る。彼女も一生懸命勉強した。
そして教師に習った4科目、 高卒認定試験で合格。
残りの教科は、電車に乗って予備校で勉強したいと彼女が言った。
ついに次の一歩を踏み出した。家から出るという一歩である。
家庭教師の役割は終了した。
我々の彼女への指導という応援は終了したが、家から出て予備校に通う彼女を陰ながら応援したい。