教育プランナーブログ

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みなさん、こんにちは。いよいよ中間テストの時期になりました。すでに始まっている学校もあれば、来週からのところもあると思います。二学期制の学校では少し時期は違うかもしれませんね。

今回は、とあるお話をご紹介します。これからの試験勉強に向けて、ぜひ一読ください!お父さまやお母さまはぜひお子さまにお話ししてあげてください。

 

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ジョージ・ダンシッグという人がアメリカ、南カリフォルニアにある大学のテストを受けたときの話です。彼が直面していた定期テストで一番良い成績を取った人が、ひとつしかない数学の次期助教授の座に就くことができるということは誰もが知っていました。ジョージはその職に就きたくて夜も眠れないほどでした。それが彼の長年の夢であり、その夢を実現する絶好のチャンスだったからです。何の邪魔もあってはならず、必ず全問正解をしなくてはいけませんでした。 ところが試験当日、思いもかけないことが起こりました。彼は勉強に没頭しすぎて、時計を見たときには既にテスト時間から15分も過ぎていたのです。。遅れた分をどう取り戻すかと考えると不安が募りました。

 

あわてて教科書をかきあつめ、廊下を走って教室のドアを開け、遅刻したことを詫びようとしましたが、教授は「しーっ。」と右手の親指を口元に充てながら左手でテスト用紙を彼に渡し、すぐに始めるように合図しました。 テストは彼の予想以上に難しかったのですが、これまでの勉強の努力と彼のやる気で何とか全ての問題に解答することができました。ところがまたもや予期せぬことが起こりました。彼がテスト用紙を提出しようとしたとき、教授が黒板に二つの問題を付け加えていたことに気付いたのです。この問題はおそらくボーナスポイントだろうと思い、テスト用紙を裏返すとその問題に取り掛かりました。全精力と全集中力をテストに向け、何とか1問目をクリア。後は残り1問。しかしその瞬間、ジョージは最強の敵にぶち当たったと感じました。彼は自分がこの最後の問題を解くことができなければ、この問題を解いた別の人が助教授の座を奪っていくことを知っていました。彼の夢が叶うかどうかがこの最強の敵をクリアするかどうかだと焦っていたその時、「時間です。」テスト終了の合図が教室に響きわたりました。

 

きっと誰かが全問正解しただろうと落胆し、遅刻をした自分を責め、帰宅した彼は夜も眠れませんでした。次の朝、重たい体に鞭打って彼は学校へ行きました。ゆっくり教室の中に入ると、教授が机から立って「ジョージ・ダンシッグ君。君は、数学の歴史に名を刻んだのだよ」と言いました。「どういうことでしょうか?」ジョージがたずねました。「そうか、昨日、君は遅刻だったね」 「はい、すみませんでした。勉強していて。。。。。」 「いやいやそうじゃない、」教授は続けました。「ジョージ、これは難しい試験だったので、試験開始前にみんなに言っておいたんだ。『この試験も例外ではないが、数学界には難解問題がいくつかある。実際、「解答不可能」と呼ばれる問題さえ存在するのだ』と。そしてその例として、黒板にそのうちの二つを書いておいたんだ。そしたら君がそのうちの一つを解いてしまったんだよ。」

 

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ここで質問です。もしジョージが、最初からこの問題は『解答不可能』だと言われていたとしたら、彼はこの問題を解こうとしたでしょうか?きっと解こうとはしなかったでしょう。 最初から決めつけてしまっては、出来る問題もできなくなります。最初から、苦手だから無理だと思ったらそれで無理になるでしょうし、やる気も起こりません。出来ると信じることが重要です。

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