2011年11月5日
和歌山県 中学受験 智辯学園中学の傾向と対策
【智辯学園中学校の傾向と対策】
≪算数≫
年度 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | ||||||
17 | 計算の工夫 | 未知数を求める問題 | 未知数を求める問題 | 折り返し図形の角度 | つるかめ算 | 円グラフ | 植木算 | やくそく・記号 | 旅人算 | 立体 | 倍数 | 規則性 | |
18 | 計算の工夫 | 計算の工夫 | 指数と分数の四則混合 | 速さ | 相当算 | 分数の和 | つるかめ算 | 売買算 | 時間と道則 | 平面図形 | 立体図形 | ||
19 | 指数の四則混合 | 計算の工夫 | 小数の四則混合 | 分数の四則混合 | 角 | 濃度 | 相当算 | つるかめ算 | 通過算 | 単位あたりの量 | ニュートン算 | 面積 | |
20 | 指数の四則混合 | 計算の工夫 | 小数と分数の四則混合 | 分数の四則混合 | 割合 | 約数 | 植木算・差集め算 | 倍数算 | 差集算 | 消去算 | 推理問題 | 旅人算 | |
1 | 2 | ||||||||||||
22 | 整数の計算 | 分数の計算 | 小数の計算 | カッコを含む整数の計算 | カッコを含む分数の計算 | ||||||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | |||||||
早さと時間 | 半円 | 立体図形 | 給水 | 離散的思考問題個数の処理 | 平面図形と面積 | 速度 | 平面図形の重なり | 離散的問題円周上の移動 | 平面図形・角度 | 給水とグラフ | 平面図形・角度 | ||
1 | 2 | ||||||||||||
23 | 整数と分数の計算 | 小数の計算 | 分数の計算 | カッコを含む整数の計算 | カッコを含む分数の計算 | カッコを含む小数の単位換算 | |||||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | |||||||
割合 | 食塩水 | 仕事算 | 立体の体積 | 離散数学的思考問題グラフ上の回転 | 平面図形と面積 | 割合 | 売買算 | 道のり・早さ | 平面図形 | 給水 | 立体図形の体積 |
◎出題形式・注意事項
試験時間70分。プリント2枚。問題文中の空欄に解答を記載する形式です。中には、途中式を書かせる問題もあります。
2008年度から智辯和歌山は、従来の1回募集から前期・後期の2回募集へと入試制度を改変し、募集人員を前期100名・後期35名としました。これに伴い算数2回・国語2回・理科1回であった入試科目が各1回ずつにとどまり、配点も変更されました。また、智辯小学校卒業生の中1進学(内部進学者の発生)による一般募集定員も減少もあります。
◎問題数
表を見ていただければ一目瞭然ですが、問題数は増えています。今まで文章題であった3が小問集合になり全体の問題数は増えました。しかし内容は易化傾向にあります。試験時間内に合格点を取るためには、1分考えて解けない、解答方法が思い浮かばない問題は捨て、最終の9問まで解答しましょう。70分÷9問≒8分弱です。ページをめくる、計算用紙に計算する、消しゴムを使うなどの時間がかかることを考えると、1問7分がリミットです。
◎新傾向問題
離散的問題が増えました。「離散」とはすなわち、整数問題のようなものです。個数の処理にとどまらず、時間の計算、人数の計算等の問題が出題されます。勉強方法としては、新たなテキストや本を入手するよりも、同一問題の反復演習で対応できると思います。
≪国語≫
年度 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
22 | 紀行文(井上ひさし) | バトンパスパス(川島誠) | ことわざ | 漢字 | ものの名前 |
◎出題形式
先に文章問題、後半に知識問題の形式。長文2問、知識問題3問。
◎長文
2がかなりの長文です。時間配分に気を付け解いていかないと、解答する時間が無くなってしまいます。難易度はさほどではないですが、長文に読み慣れておくために演習はしっかりしておきましょう。
◎接続詞・熟語
長文を読んで疲れた頭で考えると間違う可能性が高いので、試験開始の合図があった直後に解答しておきましょう。
◎全体的に
内容は平易ですが、文章問題でかなり時間を取られることで焦りが生じ、普段なら解ける問題も落としてしまう可能性が高いです。前もって時間配分を計算しておきましょう。
≪理科≫
年度 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
21 | 植物の生育 花の色・花の作り |
ロウソクの燃え方 ものの温まり方 ものの燃え方 |
天気・雲の様子 天気図 |
食塩水 | 電気抵抗 |
7問 | 6問 | 9問 | 5問 | 8問 | |
22 | A温度と体積 B温度と体積と電気抵抗 |
川の水流域と地層 | ものの温まり方 | ジャガイモの生育 | 振り子 |
A:3問 B:2問 |
8問 | 4問 | 9問 | 6問 |
◎出題形式
試験時間50分の配点100点。
◎物理分野
難易度は高くないですが、計算を伴う問題です。計算にかかる時間を考えて、試験開始直後に理科の問題全体を見渡し、時間配分をしましょう。
◎化学分野
水溶液系の問題が多いです。知識自体は基礎的ですが、計算を伴うのでじっくりと考えるようにしましょう。
◎生物分野
観察と観察結果が中心です。理科には珍しく、生物の実験問題が必ず出ています。知識の蓄積だけでなく、発展した考え方を文章にできるようにしておきましょう。
◎地学分野
天気も地層も知識の蓄積が必要な分野です。写真か図の問題が必ず出題されています。天気図以外に雲の写真と名前、化石の名前を覚えておくとよいでしょう。
◎全体的に
理科全分野のうち、問題を作り易い物理分野からの出題が多いです。各分野で、絵と名前、写真と名前を一致させる問題があるので、名前は意識的に覚えておきましょう。