教育プランナーブログ

各都道府県の経験豊富な教育プランナーが最新の教育情報や
お子さまの目標達成をサポートする情報を発信いたします。



今回は、和歌山の開智中学校の傾向と対策です。東京大学への進学者も輩出している進学校です。

 

開智中学校の傾向と対策

≪算数≫

年度 問1 問2 問3 問4 問5
  (1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) 3題 3題 2題 2題
22 分数とカッコの四則混合 売買算 売買算 食塩水の濃度 個数の
処理
整数
問題
平面
図形
平面
図形
体積
問題
整数
問題
速さ
時間
道のり
離散
数学
23 分数とカッコの四則混合 売買算 食塩水 売買算 売買算 整数
問題
平面
図形
立体
図形
速さ
時間
道のり
数列 速さ
時間
道のり
平面
図形

 

◎出題形式と注意事項

試験時間60分。9ページ。最初の計算問題は、問題文中の空欄に、解答を記載する形式。

計算の余白は充分あります。定規類は使用できない。

 

◎文章題

公式を当てはめる問題は少ない。推理や規則性の発見が必要です。

 

◎図形

面積や角度を問われます。立体の体積が計算問題としてそのまま問われることはなく、

水溶液に物を浮かべた大問題の中で問われています。

 

◎離散数学

魔法陣の問題では、計算方法ではなく、解くための「考え方」を問われています。

問題が解けることも重要ですが、自分の考え方をはっきりと文章化する練習もしておきましょう。

 

≪国語≫

平成 問1 問2
22 論説文
木村秋則
「リンゴが教えてくれた事」
小説
畠中恵
「しゃぼけ」
23 論説文
藤原智美
「三人の人類」
小説
山本周五郎
「ならぬ堪忍」

  

◎出題形式

試験時間50分。12ページ。独立小問題はなし。漢字や熟語接続詞も文章題の中で問われます。

 

◎長文

物語文の文章が長いです。特に心情を読み取る力を養っておきましょう。論説文もかなり長いですが、

筆者の主張を確実に押さえましょう。自分で文章を書く形式ではないので、この訓練を積んでおきましょう。

 

◎全体的に

文章もさほど長くはなく、レベル的にも標準レベルです。皆が高得点狙いで来るので

少しでも点数を落とさないようにしましょう。特に文章中の漢字問題は落とさないように。

 

≪社会≫

年度 問1 問2 問3
22 歴史
(日本史)
飛鳥時代~現代
公民
世界貿易
日本交易
公民
外交
23 地理公民
日本地理東京
政治
日本史公民融合
祝祭日とその起源
 

 

◎出題形式

試験時間30分。8ページ。歴史と公民のみですが、白地図に記載する問題が公民と世界地理の融合問題として

出題されるなど、地理の知識もおろそかにはできません。

 

◎歴史

大まかな流れをつかんでおくことが必須です。年号よりも、誰が何をやったかのか、それは何の後なのか、

その結果どうなったのかを押さえておきましょう。今の総理大臣の名前と顔写真および、

前総理大臣の名前と顔写真は知識として持っておきましょう。

 

◎公民

日本と世界の農産物や工業出産物の上位5カ国ぐらいは押さえておきましょう。その際、漢字は書けるように、

国名もカタカナで正確に書けるようにしておいてください。

 

◎全体的に

地図・グラフ・年表などの資料から問われる問題はすごく難しいです。

学校の教科書レベルではなく、受験参考書レベルで対策をとりましょう。

 

≪理科≫

年度 問1 問2 問3 問4
22 植物動物
冬の生き物
水溶液
酸性・中性・アルカリ性
速さ
船の運航
宇宙
太陽・月
23 植物
種子・球根
食用野菜
宇宙
星の運行、星座
つりあい 水溶液
酸性・中性・アルカリ性

 

◎物理分野

小学校の各単元の内容をしっかりと理解しておきましょう。物理の計算には比が重要です。

基本的には比例と反比例です。理科で良い点を取るためには算数の力を上げましょう。

 

◎化学分野

水溶液・酸・アルカリが基本です。問題に、実験の仕方も問われています。

グラフの読み取りも出来るようにしておいてください。実験の図を書く問題もあるので、その練習もしておきましょう。

 

◎生物分野

身近な生物に関する事象からの出題が多いです。常日頃からの疑問を抱き、それを解決する訓練を積んでおきましょう。

 

◎地学分野

地球の自転・公転を作図する問題もあるので、練習をしておいてください。

日本人宇宙飛行士の名前と、日食や彗星などの身近な天体現象についての知識も入れておくとよいでしょう。

 

◎全体的に

理科全分野からほどよく出題されています。各分野で、深い知識を問われる問題もあるので、

過去問を数年分はやっておきましょう。

このページのトップに戻る

和歌山県のブログトップページへ

全国のブログ一覧ページへ

授業料・資料請求など各種お問い合わせ

お電話でのお問い合わせ

0120-555-202 受付時間:9:00~23:00(土日・祝日も受付しております)

ホームページからのお問い合わせ

資料請求はこちら