教育プランナーブログ

各都道府県の経験豊富な教育プランナーが最新の教育情報や
お子さまの目標達成をサポートする情報を発信いたします。



皆さんこんにちは。
受験生の皆さんは最後の追い込みの時期かと思います。
体調には十分気をつけて、結果を勝ち取れるようがんばりましょう!!
 
さて、小学6年生の皆さんは、この4月から中学生になります。
小学校では沢山の思い出を作ることはできましたか?
 
今回は、中学校に入ってから多くのお子さんがつまずく科目、数学について話をしていきます。
 
よく親御さまから
「小学校のころは算数はよくできたのに、中学校に入ってからは全くできなくなっているんです」
という相談をお受けします。
 
この原因として、算数と数学の指導のカリキュラムが違うことが挙げられます。
 
まず、小学校の算数は、学習指導要領にもあるように、
「日常の事象について見通しをもち筋道を立てて考える能力を育てるとともに、
 活動の楽しさや数理的な処理のよさに気付き、進んで生活に生かそうとする態度を育む」
ことを目標にしており、生活の中で数に関連する内容を学ぶことが中心となっています。
 
また、中学校の数学は、学習指導要領に、
「数量、図形などに関する基礎的な概念や原理・法則の理解を深め、
 数学的な表現や処理の仕方を習得し、事象を数理的に考察する能力を高めるとともに、
 数学的活動の楽しさ、数学的な見方や考え方のよさを知り、それらを進んで活用する態度を育てる」
ことを目標にしており、将来、専門的な職業で用いるような応用をにらんだカリキュラムとなっております。
 
つまり、小学校の算数は生活に関連する内容が多かったため、あまり抵抗がなく
勉強できる傾向が高かったのですが、中学校の数学は将来を見据えた内容になっているため、
抽象的かつ観念的な内容になってしまい、身近にとらえれないために苦手意識をもってしまう傾向があります。
 
しかし、小学校で習った算数と、中学校で習う数学は、全く別ものではありません。
算数がわからないまま数学を理解することは難しいです。
そこで、以下の内容は、4月に入るまでには押さえておいていただきたいと思います。
 
3年生から5年生にかけて習った、
①小数と分数の仕組み
②小数のたし算・ひき算・かけ算・わり算
③分数のたし算・ひき算・かけ算・わり算
⇒この範囲は、1学期の最初に習う範囲(正負の数)に関わってきます。
 
6年生で習ったばかりの、
④文字と式
⑤比例と反比例
⇒この範囲は、2学期で習う、方程式と比例・反比例の内容になっていきます。
 
6年間で習った図形の内容、
⑥いろいろな四角形と三角形(面積の求め方、角の仕組み)
⑦立体(角柱と円柱、体積)
⑧円と球(円周と面積)
⇒この範囲は、3学期で習う、平面図形と空間図形の内容に大きく関わっていきます。
※平面図形と空間図形の内容は、必ず、高校入試にでます!
 
上記の内容は、最低限押さえていく内容になっていきます。
6年間でならった内容は、もっと他にもありますが、
中学校に入ってから再度習う内容もほとんどになります。
 
算数が得意なお子さんは、①~⑧の全てを再度おさらいしていきましょう!
算数が苦手なお子さんは、まずは、4月までに①~③を、夏休みに④~⑧をおさらいしていくように
段階を踏んでいくと良いでしょう!
 
 
余談ですが、中学校から高校へ入るためには、和歌山県の場合、
普段の成績(3年間分)がとても重要になっていきます。
その成績も必ず数字で表されていきます。
数字に強くなることは、将来を良い方向にするための力となりますので、
今は嫌でも将来を見据えて、今勉強できるようにしていきましょう!
 
 
中学校生活は小学校ではない体験が沢山待っています。
部活、体育祭、文化祭、修学旅行、高校入試 etc…
 
勉強でつまずいて損をしないように、やれるべきことは早めに取り組んでおくことをオススメします。

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